イルドフランス観光 ドルーの王室礼拝堂に行ってきました。その1
またまたイルドフランス観光です。ここは、ドルー(Dreux)という小さな町。
ここは、代々ルイ14世の庶子であったトゥルーズ伯、ルイ・アレクサンドラの家系にあたるブルボン=パンティエーヴル家の領地だったところで、オルレアン朝のフランス国王だったルイ・フィリップが埋葬されている場所だそうです。
ドルーの城下町地図。
ここはもともと中世の城として造られていたため、高台にあり、さらに城の周りにも堀が巡らされていて、簡単には攻め込まれないような造りになっています。
ここは中世の時代は、見張り台として使われていた場所です。
この礼拝堂の中は、こじんまりとして落ち着いていて、素敵なところです。
パリからも遠いので、観光客はほとんどいません。
一応、受付でチケットを買うと、オーディオガイド(英語)を貸してもらえます。
こちらが王室礼拝堂です。なかなか素敵ですよね。
城下町の景色(パノラマ)
中世の時代に堀(城壁)として囲っていたものが、現在では、礼拝堂にアクセスする坂道として利用されています。
建物の下の土台は、中世時代のもの。確かに言われてみれば、かなり古そうです。
さて、王室礼拝堂前にやってきました。
正面の造りは、ゴシック様式の教会を思わせるデザインになっています。
中に入ります。
素敵なステンドグラスに出迎えられました。
あまり知られていない場所ですが、ステンドグラスは本当に見事でした。
チャペルのドーム状の天井の上にも、美しいステンドグラスと、さらにバラ模様のデザインが施されていて、なんとも厳かな雰囲気。
教会内の装飾も見事で、ここがパリにあったら、さぞかしたくさんの観光客でいっぱいになっていたことでしょう。この時間は私たちと、もう一組のフランス人の家族連れのみ。
パイプオルガンを下から撮ったところ。ちょっとアングルが悪かったですね。。
礼拝堂の両サイドにあたる部分。
ここにも聖人たちを描いた美しいステンドグラスが貼られています。
この後は、礼拝堂地下の埋葬地に降ります。