海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

スペイン広場界隈でウインドウショッピング

今日はスペイン広場近辺をぶらぶら散歩してみることにします。
連日の観光+街歩きで、足は棒のようですが、頑張ってあるきます。
iphoneの万歩計では、一日平均12,000歩(多い時には20,000歩ちかく)歩いていますから、かなり足腰が鍛えられると思います。その割には全然痩せないんですよね。
つまりその分以上に食べているということですね。。。

さて、こちらはスペイン広場の階段下の部分。前回は階段の上から夕陽などを眺めましたが、今回は下に来てみました。

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そしてこちらがスペイン大使館。スペインの旗が掲げられています。

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スペイン広場の周辺にはブランドショップがたくさん並んでいました。

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スペイン広場の足元にあるバルカッチャ(Barcaccia)の噴水は、ベリーニにより作られました。

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それにしても相変わらず凄い人。。。階段は1772段もあるそうですが、それよりもこの人混みの方が凄い。。。早朝か深夜2時過ぎだと人通りが少ないってガイドブックにありましたが、それ以外はほとんどこんな感じなのか。。ただの階段なのに、とかちょっと思っちゃいました。

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スペイン広場の近くは繁華街だけあって、いろいろなお店があったので、ぶらぶら歩きを続けてみることにしました。スペイン広場の通りをまっすぐ北に向かいます。

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お洒落で可愛いアンティーク小物のお店。こういうところでは、何も買わなくても、立ち寄ってみるだけでも楽しめます。

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小径もお洒落。パリにもこういう小径はたくさんありますが、ビルの色のせいか、イタリアの方が断然明るい感じがします。

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私の大好きな食料品店!オリーブオイルや、トリュフのペースト、アンチョビなどなど、イタリア料理に欠かせない食材の宝庫です。お値段は結構高い。

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上の段にずらっと並んでいるジャムの瓶のようなものはパスタソース。さすがパスタの国です。パスタソースの種類もたくさんあります。

真ん中のベージュっぽい袋はコーヒー。エスプレッソ大好きのイタリアではコーヒー豆の種類もたくさん。
下の段は、パスタですね。いろいろな形のパスタがあります。

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こちらはチーズやサラミ、カラスミもありました。

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お洒落なブティックもたくさんあります。お値段も高いお店から、お手頃なお店まで様々。一つ一つ入ってみるのも楽しいです。

私はここのお店で夏用のワンピースとショールを買いました。

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こちらはちょっと高めのお店。ショーウインドウは素敵ですが、実際、自分で着れそうな服はなく、見て楽しみました。

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こちらはまた別の食料雑貨店。
この手作りクッキーが本当に美味しそうだったので、3つほど買いました。3つで5€。お店の奥さんはとても気さくな良い人で、クッキーやパネトーネの味見もさせてくれました。ここのパネトーネはとっても美味しかったけれど、大きいものしかなかったので諦めました。

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他にも、トリュフ風味のバルサミコヴィネガーを買ってみました。小さな小瓶の1本7€で、ちょっと高いけどせっかくですし。

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La Peoniaという名のお店です。他にも美味しそうなものがたくさんありました。

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さらに近くには、Venchiという名前のジェラート屋さん。美味しそうでしたが、ちょっと寒かったのでパス。

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ジェラート2つで3€、3つで4€、4つで5€です。行列していたので美味しいのでしょうが、こちらはまたの機会に。

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こちらはEnotecaの食料雑貨店。ここはトリュフペーストやポルチーニペーストなどの試食もさせてくれます。トリュフペーストはとっても美味しかったですよ。私はトリュフとポルチーニのクリームペースト14€を買いました。

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次はこちら。Pompiというパティスリーですが、ここはどうやら箱入りのティラミスが有名らしく、観光客で賑わっていました。

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ケーキもどれもとっても美味しそう。

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大きなケーキもありました。私は箱入りのクラシックティラミスを買いました。他にもピスタチオ風味、ヘーゼルナッツ風味などいろいろありました。箱入りティラミスは4€。

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さて、最後にとっても素敵な靴屋さんを発見。

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お洒落なサンダルーっと思ったら、なんと1,080€。。。

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ちょっと私の手が出るお店ではなかったけれど、ウインドウショッピング楽しかったです。

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さて、ホテルに帰ってお土産に買ってきたクッキーと(2個しかないのは、1個歩きながら食べちゃったからです、、)、

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POMPIで買ってきたティラミスをおやつにいただきます。

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私は紅茶派なので、紅茶とティラミス♪
凄く美味しかったです。

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ローマ街歩きでサンピエトロ・インヴィンコリ教会に行きました

コロッセウム見学の後、ちょっと別の地下鉄の駅までふらふら街歩きをしてみることにしました。
コロッセオを後ろにして坂道を登ってVia Degli Annibaldiという通りを登っていきます。コロッセオの側は観光客だらけですが、さすがにこの辺まで来ると、観光客はいなくなりひっそりとしています。

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長い一本道をどんどん進んでいきます。

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途中にあったサンタマリア・アイモンティ教会(Chiesa di Santa Maria dei Monti)にふらっと入ってみました。

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中に入ってビックリ。ローマの教会は、それほど大きなところでなくても、内部の飾りが豪華です。フランスの教会は、わりと質素なので、それだけでも違いがあって面白い。

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そしてドームがあって、そこにも細かい模様や絵がぎっしり描かれています。

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こちらは天井部分です。

この教会では、ホームレスや貧しい人々に食事を提供しているそうで、しかもきちんとテーブルで食事を食べさせてくれるそうです。教会への寄付はそのために使われるとかで、これこそ教会のあるべき姿ですね。
ということで、私も1€だけ寄付してきました。

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天井と壁の部分は、フレスコ画がギッシリです。どれも素晴らしい。

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そしてフレスコ画の向こうにはパイプオルガン。

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屋根付きの飾りの下は、石像の彫刻付きの棺のようになっています。
有名な人なんでしょうが、私にはわかりませんでした。

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教会を出てすぐの道を右に曲がります。
小さな小道になっていて、テイクアウトのお店がたくさんありました。

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ここは小さなピザ屋さん。お値段も良心的です。

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こちらのお店もピザやスナックのテイクアウト店です。

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中にはいいてみると、美味しそうなコロッケがたくさん。

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ピザやラザニアもあります。

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お肉入りのコロッケを一つ買って食べてみることに。

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トマト味のライスコロッケのようになっていて、中にお肉も入っています。美味しい!!これで1.2€です。おやつにはもってこいですね。

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さて街歩きを続けます。
地図を見るとこの近くにサンピエトロ・インヴィンコリ教会というのがあるようなので、行ってみることにしました。

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この教会に行くまでの階段が、ボルジア階段というそうですが、中でアコーディオンを弾いているおじさんがいたりして、なかなか趣があっていいです。でも階段はけっこう多いです。

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全然、関係ないんですが、太ったカモメがいたので撮ってみました。ローマは食がいいからカモメも太るのか?などとくだらないことを考えてしまいました。

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さて、これが教会の入り口です。あんまり教会っぽく見えないけど。

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中に入ると、やっぱりすごかった。天井の大きなフレスコ画にまず目を奪われます。
どうやら有名な教会らしく人がいっぱい来ていました。

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後で調べたところによると、この教会は東ローマ帝国皇帝テオドシウス二世と皇妃の娘エウドッシア・リチニアによって5世紀に建てられました。

伝説では、聖ペテロがエルサレムの獄中でつながれていた鎖と、マメルティーノの牢獄に繋がれていた鎖を、皇妃が信者からもらい受け、ローマにいる娘のエウドッシアに送ったと言われているそうです。そしてこれが教皇に献上されて、この教会に収められたとか。この鎖は毎年8月になると、信者に開帳されるそうです。
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こちらが天井のフレスコ画。見事です。

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さて、この教会のもう一つの見どころは、ミケランジェロ作のモーゼ像だそうです。
ミケランジェロは当時、ローマ教皇から大きな墓廊の制作を命じられていましたが、資金やいろいろな政策の変化で、完成はしませんでした。その中で実際に完成していたのが、このモーゼ像と二体の奴隷像だそうで、奴隷像の方はフィレンツェのアカデミア美術館とパリのルーブル美術館にあるそうです。
今度、ルーブル美術館に行ったら、探してみようと思います。

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モーゼ像だけでなく、他の装飾もとても素晴らしく、ふらりと歩いて入ってみたにしては、凄い教会に来れてよかったなーと思いました。
ローマような古い町では、こういう偶然の発見もとても面白いと思います。

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さて、教会見学の後は、近くのレストランに入ってランチにしました。
ラザニア。味はまあまあでした。観光客向けのレストランに入っちゃったみたいですね。

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モッツァレラチーズのサラダもまあまあ。

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デザートのケーキは美味しかったです。

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それほど美味しくなかったので、紹介はしないでおきます。

ローマのコロッセウム初体験 後編

コロッセウムのアリーナ部分が壊れてしまっているため、地下の部分がむき出しになっています。そのため、本来は見られないはずの地下の仕組みなどが良く見えるようになっています。

 

地下には、猛獣たちの檻や、剣闘士たちの部屋がありました。小さくみえる箱のようなものの中に猛獣や剣闘士たちが入っていたのです。

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そして驚くべきことに、右側に見える四角い大きな箱のようなものは、人力で動くエレベーターです。ゾウやライオンなどの入った大きな檻を、檻ごとエレベーターで巻き上げて、アリーナに登場させる仕組みだったのです。

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コロッセウムの隣にあるコンスタンティヌス凱旋門です。
コンスタンティヌス帝が、マクセンティウス帝とローマ皇帝の座をかけて戦った「ミルヴィオの戦い」の勝利を記念して、315年に建てられたものです。
白く見えるのは、大理石でできているためです。コロッセウムからだと上の方も良く見えます。

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そして、目の前に見えるのはフォロロマーナです。
大きな建物はマクセンティウスのバジリカです。

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こちらは二階席の様子。どれだけ広いかがわかると思います。

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映画で見るように剣闘士が始まったのは、このコロッセウムからだと言われています。剣闘士は、本来はローマの遠征の際に戦いで負けて奴隷になった人たちの中で、戦いに向きそうな強い戦士が訓練されてなった人たちが多数で、ローマ市民や貴族の中でも名声を得るために剣闘士になった人もいたそうですが、これらは少数でした。というのも、剣闘士には負ければ死が待っていて、その戦いのほとんどは猛獣と戦ったりする危険なものだったためです。戦いに勝てば、剣闘士はその身分を保証され、市民として生き残ることができましたが、本当に生き残れたのはもちろん戦いに勝つことのできた少数のみでした。

 

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5世紀のはじめには、この残酷なサーカスを終わらせようと、テレマカスという名の僧が剣闘士に混じってアリーナの中に入って、民衆の面前で、その残酷さ、無毛さを訴えました。これに対して民衆は怒り、彼に石を投げたり、唾を吐いたりしたそうです。。
それでもこの日でこのコロッセウムのサーカスは幕を閉じました。

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コロッセウムの内部は、小さな博物館になっており、コロッセウムにまつわるいろいろなものが展示されています。

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こちらはコロッセウム全体の模型。当時の姿を復元したものです。

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さてコロッセウム鑑賞も終わり、下におりてきました。
上から見えたコンスタンティヌス帝の凱旋門をじっくり見学します。
パリの凱旋門のモデルになったのは、こちらの門だったみたいです。失礼しました。

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コロッセウムは地下鉄コロッセオ駅の目の前です。
この後は、別のメトロ駅まで歩いてみようと思います。

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ローマのコロッセウム 初体験 (前編)

今日は朝7時に起きて、朝ごはんも食べずに(と言ってもパン持って行きましたが)、コロッセウム入場に並びました!

というのも、昨日フォロの後にコロッセウムを見ようと思って行ったら、もの凄い行列だったからです。下の写真の下に人がぎっしり並んでいるのが見えますか?
3時間、4時間待っても入れるかすら分からない。。。もちろんオンラインでチケット買ってたんですけど。。

チケット購入の列は別で、それもものすごい勢いで混んでいました。

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ということでリベンジ(笑
8時半から入場なので、7時半頃に行きました。それでも少し並んでいましたが、昨日よりは全然マシです。朝はかなり冷え込みました。冬用のコートを着ていきましたが、手袋を忘れて寒かったです。

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会場前の行列はこんな感じ。
でも目の前のゲートが入場門なので、これくらいならまあまあです。
あ、もちろんチケットはオンラインで買ってあります。チケットは12€です。
皆さんもチケットは絶対に先に買っておいた方がいいです。当日チケット購入しようと思ったら、一日終わっちゃいますから。

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会場してやっと中に入ります。セキュリティーチェックです。
朝一番で並んでもこんなに混んでいるなんて、さすが人気の観光スポットですね。
夏休みとかはもっとすごいんでしょうか。

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それぞれのカウンターに並びます。チケットを持っている人はReservation に並びます。Ticket Officeもありますが、ここは基本的にチケットを買うところではなく、事前に買っていたチケットを受け取るとかそういう感じだと思います。チケットを買うブースはコロッセウムの外にあります。
私は、日本語のオーディオガイドも買ってあります。確か6€とかでした。オーディオガイドはこの隣のブースに並んで受け取ります。

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さて、これでやっと見学スタートです!!

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見学順路は二階からになっているので、階段を上がっていきます。かなり急な階段です。一気に上がると息切れする(笑

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修復はところどころしていると思いますが、古代ローマ時代の建物が、こんな中まで残っているなんて驚きですね。昨日見学したフォロロマーナがほとんど石ころプラス柱だけだったことを考えると、コロッセウムの残存状態は奇跡的です!

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階段を上がって、二階に着きました。観客席へと通じる階段がまたあって、さらに上の方にも行けます。

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ジャーン!!
目の前がアリーナです!ここはコロッセウムのちょうど東側あたります。
天気が良かったので反対側に日が差していますね。

コロッセウムは、約2000年前の古代ローマ時代に、皇帝ヴェスパシアヌスによって造られた円形の闘技場です。長径188mの楕円形になっています。私は正円だと思っていましたが、楕円形だったんですね。そして、その収容人数はなんと8万人!!!
古代時代にこれだけの規模の建物を建築する技術があったことが驚きです。f:id:S_tabearukirecipe:20180427173815j:image

上の写真の半月上になっている部分が、再現されたアリーナの部分です。
アリーナとは舞台のこと。当時は、朝から晩まで、「パンと見世物」と言われるように催し(ほとんどが動物の殺戮と健闘士の戦い、罪人の処刑)が行われ、市民にはパンが無料で配られたそうです。そういえば世界史の授業でやりました。

ヴェスパシアヌス帝は、市民をこのような残虐な娯楽に頭させることで、政治的な思考をストップさせて反乱を抑えると考えたのです。現在のマスメディアにある意味似ていますね。

 

ちなみにオーディオガイドはあった方がいいです。というのは、コロッセウムの一周はすぐ終わってしまうので(中には英語の説明文もありますが)、オーディオガイドやガイドブックがないと、すぐに見終わってしまいます。せっかく並んだのですから、少しはゆっくり見学した方がいいですよね。

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コロッセウム内の座席は、階級によって座る場所が決まっていました。
アリーナに一番近い1階部分は皇帝と元老院と貴族の席、2階は騎士、3階は市民、一番上の高いところは市民権のない奴隷の席でした。上に行く階段はかなり段差が大きく狭くなっています。さらに各階層の座席には容易に行き来ができないように、異なる階段が使われていました。つまり非常事態には奴隷たちや市民の避難を遅らせることで、元老院や貴族たちがスムーズに避難できるように作られていました。

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アリーナ部分と観客席の直径、短径の比率は現代の競技場とほぼ同じ比率が使われているというから驚きです。
こんな場所でグラディエーター(健闘士)たちは戦っていたんですね。

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後編に続きます。

スペイン広場の夕焼けとバー巡り

ランチの後は、ホテルで少しゆっくりして、夕方になってからスペイン広場まで散歩することにしました。

ローマ市内は、どの道を歩いていても絵になりますね。
特に夕方になると、夕日が反射してとてもきれいに見えます。
ここはBarberini駅近くのVia Sistara通りです。

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途中の建物を見ながらゆっくり散歩するのも楽しいです。

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目の前に見えてきたオベリスクは、スペイン広場のものです。

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右に見えるのがトリニタ・ディ・モンティ教会で、教会の前にはオベリスクがそびえたっています。
この教会の下に、有名なスペイン階段(映画ローマの休日で、オードリーヘップバーンがアイスクリームを食べた階段)があります。

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こちらはスペイン広場の階段の上にあるホテル、Hassler Romaです。
もちろん絶景を眺められる最高のロケーションにある一流ホテルで、一泊のお値段は900€から。。。

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そしてこちらがトリニタ・ディ・モンティ教会。
丘の上の三位一体教会という意味の名前だそうで、フランス王ルイ12世が建てさせたフランス人のための教会だそうです。
フランスのゴシック様式で建てられているこの教会には、ノートルダム大聖堂と同じく二本の塔がありますが、左の塔の時計はいつもずれているとか。

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階段下のスペイン広場の人混み。
トレビの泉と同様、ここにも多くの観光客がいました。階段にみんな座ったり写真を撮っていたりして、あの映画ローマの休日のような雰囲気ではありませんでした。

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とりあえずここで夕日を眺めて、その後はバーでカクテルを楽しむことにします。

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Barberini駅の近くには、良さそうなバーがいくつかありました。
Peppy's bar は地元の人に人気のバーのようでしたが混んでいたのでパス。
Enoteca Barberiniは、ワインが中心のバーで、フランスでワインをよく飲んでいるので、たまにはカクテルバーに行きたいと思いこちらもパス。
Il ristoro del partriotaは、外から見た感じではそれほど混んでもなく、そして落ち着いた雰囲気のバーだったので入ってみました。

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バーカウンター。
右にあるのは何かと思ったらバルーンの飾りでした。(ない方がいいような)

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前菜にパルマハムとモッツァレラチーズのサラダ。
これで15€。ローマにしてはちょっと高いと思います。ローマはパリより物価が安めなので、探せばこのパルマハムとモッツァレラチーズのサラダは10€プラスくらいであると思います。

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そしてこちらはストロベリーとシャンパンのカクテル、10€。
これはお洒落で美味しかったです。

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バー内部はこんな感じ。奥にも席がありました。

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結局、まあまあ普通でした。特にすごく美味しかったわけでもなく、値段もそこそこ高かったし。観光地だから仕方ないですかね。

ローマのセルフサービスレストラン

さてさて、ランチはホテルの近くのセルフサービスレストランに行きました。

名前は、Eden Berberini Bistrot Roma。
ここは、地元のローマのビジネスマンで賑わっていましたが、観光客はほぼ皆無。でも英語はなんとか通じました。
たぶんほとんど知られていない場所だと思います。

 

営業しているのは昼のランチタイムだけです。夜もやってくれたらいいのになー、と思いますが、夜は閉まっていました。
ここは、セルフケイタリング形式で、サラダ、前菜、デザート、メインディッシュのそれぞれのカウンターで好きなものを注文して、それを自分でテーブルに持ってきて食べます。

 

こちらはサラダのカウンターですが、どれもお洒落でとても美味しそう!! 

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こちらは手前がケーキなどのデザート、奥はサンドイッチです。
セルフサービスやケータリング形式だと、会社や大学の食堂みたいに美味しくないイメージがありますが、ここのものはどれもすごく美味しそうなんですf:id:S_tabearukirecipe:20180408200748j:image

そして種類も豊富です。
こちらは、ペストリー系のデザートやスイーツたち。美味しそう♪

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そしてこちらがメインディッシュです。
左からお米のサラダや、ほうれん草、グリルの野菜(トマト、ズッキーニ、ナスなど)などの副菜と、サーモンのムニエル、ニョッキ、パスタ、リゾット、お肉など、メインも種類が豊富です。

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トマト味のニョッキとグリル野菜を注文しました。

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そして、ズッキーニとイカのクリームリゾットも。これで15€ほど。
ローマ市内の格安のレストランとそれほど変わらない価格ですが、種類も豊富で味も良く、少量でいろいろ頼めるので、一人でランチするのにも最高だと思います。

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Eden Barberini Bistrot, Rome - Ludovisi/Via Veneto - Restaurant Avis, Numéro de Téléphone & Photos - TripAdvisor

フォロロマーナを見学しました その3

 

中に入ってからすでに2時間近く、すでにかなり疲れてきました。説明は少ないものの見どころはたっぷりあります。
本ブログ読者のみなさんももう少し飽きてきたとは思いますが、もう少しお付き合いください(笑。

 

さて、続いてこちらがセヴェルスの凱旋門です。
フォロロマーナの中で一番最初に建てられたこの門(建設されたのは202年)は、比較的きれいな形で全形をとどめています。パリの凱旋門はこの門をモデルにしたとか。
セヴェルス帝の即位10周年と東方遠征の勝利の記念として建てられたそうです。

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天井部分は可愛らしい花柄になっています。左右のアーチ上には、東方遠征で敗戦したパルティア人と軍神マルスが描かれています。

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見てください!!この景色。
本当に古代ローマ帝国が実在したんだなーと、当たり前ながら実感しました。

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神殿の裏側の部分ですね。
ロマーノ内はすでに遺跡のほとんどが崩れ落ちているので、景観を遮るような高い建物がなく、どの場所にいても、門や神殿跡の遺跡を違った角度から眺められる、これもまた貴重な体験だと思います。

 

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やっと入り口の部分にたどり着きました。いやー、長かった。
ここに公衆トイレがありますので、ここで入っておきます。地図の通り、フォロの中には、4か所トイレがありますが、いずれも出口の近くなので、あらかじめ中に入るまでに行っておくといいですね。

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この後は、コロッセウムの方に向かってまたまたフォロ内を進みます。
ここは、おそらくヴェスタの巫女の家の後です(笑
広すぎて写真はたくさん撮ったけれど、もうどこがどこやら分からなくなってしまいました。この巫女たちは、当時のローマではとても高い身分だったらしく、隣にあるヴェスタの神殿に仕えていました。

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 丘の上に見えているのが、マクセンティウスのバジリカ。この建物は実際にはものすごく巨大な建物なんです。ローマ皇帝のマクセンティウス帝が建築をはじめ、コンスタンティヌス帝が312年に完成させたと言われています。

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こちらの像は巫女たちの家のつづき。とにかく広いです。。春なので季節的には歩きやすいですが、夏だったらこんなに長くいるのも大変でしょうね。

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さて、さきほど丘の上に見えたマクセンティウスのバジリカが近づいてきました。

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大きいとは聞いていましたが、実際近くに行ってみると、本当に大きい!!

バジリカの建物サイズは、奥行き65メートル、横幅100メートル、高さ25メートルの巨大な建築物だったそうです。バジリカとは公会堂の意味で、当時は裁判に関する諸事に使われていたそうです。

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人と比べるとその大きさがよくわかります。右手がバジリカです。

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この地図はNaverのサイトで後から見つけたものですが、とてもよく まとまっているので、もしフォロロマーナを訪れる予定のある方は、この地図を持っていくといいと思います。

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