バルセロナ 旧市街の街歩きとタパスバー
サンタマリア・ダル・マル教会を見学した後は、近くの通りをブラブラ歩きしてみることにしました。
ここは、ラモン・ベレンゲール3世広場(Placa Ramon Berenguer)の一角です。
正面にある彫刻は、1096~1131年にこの地の伯爵だったラモン・ベレンゲール3世のものです。ローマ時代と中世ヨーロッパの名残りを受けたゴシック様式の広場は、緑に囲まれていて、観光で疲れたら一休みをするのにもちょうど良い場所です。
この辺りには、可愛らしいお店もたくさんあって、ウィンドウショッピングだけでも楽しい。
Confiteriaには美味しそうなお菓子がたくさん。
カルキニョーリス(Carqunyolis)というのは、バルセロナのあるカタルーニャ地方でよく知られているお菓子で、ビスケットの中にアーモンドやピスタチオなどのいろいろな種類のナッツが入っています。
こちらはヌガーみたいなものでしょうか。
チョコレートもいろいろなパッケージがあって、可愛いですね。
こちらはキャンディー。
これは蜂蜜のキャンディーのようです。
とっても素敵なパティスリーのお店、何も買わなくても中を見ているだけで楽しい気分になります。
さらに、ちょっと不思議なアートのお店Art Escudellersには、カラフルな陶器のお皿や猫や動物の置物が沢山。値段は安いものから高いものまでいろいろありましたが、ここものぞいてみるだけで楽しいです。
さて、お腹も空いてきて、発見したのがこちら~。
すごい、スペインのハモン(生ハム)!美味しそう~
そして、隣にあるこちらのタパスバーで軽くタパスを摘まむことにしました。
タパスはどれをとっても一つ1.5€です。どれも美味しそう~。
サーディーン、パテ、サラミとオリーブを一つずつとって、テラス席でいただくことにしました。
おススメの白ワインは、名前忘れちゃいましたが、スペイン産。
まったりしていると、ウェイターのお兄さんがいろいろなタパスを持ってきてくれるので、またそこから追加でチョイスすることもできます。
チーズのフライを一つ追加してみました。飲み物はワインだけでなく、もちろんサングリアやシードルなどもおススメです。
若者が続々と集まってきていました~。
バルセロナの楽しい夜は更けていきます。
バルセロナ観光 サンタマリア・ダル・マル教会(海の聖母マリア教会)
パリで出会ったバルセロナ出身の友達が、バルセロナで見るべきスポットベスト10に入れていたのが、こちらのサンタマリア・ダル・マル教会(basilica of Santa Maria de mee)だったので、行ってみることにしました。
旧市街地の町中にひっそりとあって、夏なのでそれなりに観光客もいましたが、静かで素敵な教会です。
教会のすぐそばにはカフェやレストランがあって、疲れたらすぐに休めますし。
こちらは主要道路に面した教会の側面です。なかなか厳かな感じでいいですよね。
14世紀に建てられたカタロニア風ゴシック建築の教会で、かつては海と陸の堺であったこの地に、危険な航海へ旅立つ人々の安全を祈って建てられたとされています。
現在では、海岸が埋め立てられ、Wホテルの辺りまで陸になっているため海岸にある教会という感は薄れてしまっています。
中はゴシック教会の典型で、天井が高く、真ん中には余計な柱がないので、とても広く見えます。また、フランスの教会と違って、バルセロナの教会は、中がとても明るい!!ステンドグラスの数にもよるのでしょうが、光が中まで差し込んでとても美しいです。
例によって、正面の祭壇以外は、小さなチャペルに分かれていて、聖人たちや聖母マリア、キリスト像などが置かれています。
ステンドグラスのデザインもそれぞれ異なっているので、見ていても飽きません。
ちょっと現代風の彫刻があったり。
教会中央部のシャンデリアも豪華ですね。
こちらは聖人の姿のステンドグラス。夕方だというのに、外は昼間のような明るさなので、ステンドグラスからも眩しい陽が差し込んでいて、とても綺麗です。
天井がとっても高いですよね。
途中、二階や三階がなくて、これだけの空間を作り出しているところが、やはり素晴らしい。柱は八角形になっています。
パイプオルガンは大きな教会にしては、若干、小ぶりですね。
こちらは正面の聖壇です。シャンデリアと周囲のステンドグラスからの光がとっても綺麗です。そして、後ろにそびえる八角形の柱が厳かな雰囲気を強調しています。
この教会の内部にはあまり装飾がありませんが、スペイン内戦の際、11日間も燃え続けて、装飾のほとんどが失われてしまったからだそうです。
天井部分に唯一残された紋章。その周りには火事の跡を示す黒いすすがいまだに残っています。
こんなモダンなデザインのステンドグラスもあります。
これも火事の際に焼失したステンドグラスを現代のアーティストが置き換えたものなのでしょう。ということで、この教会内には、古くからのデザインと、近代アートのデザインの両方を見ることができます。
正面の祭壇の向かい側には、聖母マリアが描かれた美しいバラ窓がはめ込まれています。
こちらは17世紀に作られた最後の晩餐のステンドグラス。
無料で入れるのに、見どころが本当にたくさんありました。絶対、おススメですよ。
バルセロナ Wホテルに泊まってみました
夫の出張にくっついて、スペインのバルセロナにやってきました。
凄い!太陽が眩しい。
今回は、このバルセロナWホテルで、会社の会合があるらしく、ここに泊れることになりました。このホテル、一泊300€はする豪華ホテルらしいので楽しみです!
早く着いたので、早めにチェックインできるかと思ったら、ダメでした~。
夫や夫の同僚の人たちもみんなチェックインできず。お昼から会議が始まるということで、荷物だけ預けて、ワサワサとみんな会議室へ行ってしまいました。
まあ仕方ない。2時には部屋の準備ができるというので、じゃあ近くをブラブラしてランチでもしています、ということで。
ホテルの目の前は海~っ!!ということで、徒歩3分でこんなバリバリの海岸にやってきました。
ホテルの近くのビーチレストラン&バー。
とりあえず、ここで海の景色でも見ながらランチするのもいいなー、ということで、ここに決めた!
海岸はかなり広いですが、それほど綺麗なビーチではありません。
近年の都市開発で人工的に作られたビーチエリアですが、やはり海なのでそれなりに人も出ています。
こちらのバーは、レストランというほどではない軽食とドリンクだけの簡単なバーです。それほどお腹が空いていたわけではないので、サンドイッチ程度がちょうどいい!
チキンとアボカド、チェダーチーズのたっぷり入ったサンドイッチを注文しました。これで7€。まあ、ビーチだから仕方ない。サンドイッチは、後ろの厨房みたいなところに自分でチケットを持って行って、できたら自分で持ってくるってゆー、セルフサービスでした。その割には高い。ビール5€、これははずせないので、こちらも注文。
サンドイッチができるまで10分くらいかかりました。
まあ、時間はたっぷりあるので、ここでサンドイッチを食べながら、明日から周るバルセロナの見どころをチェックしたりして、時間潰し。
そんなこんなで2時過ぎになったので、ホテルに行ってみると、まだ部屋の準備ができていないそうで。。。なんだかなー、一流ホテルとかいう割に、接客サービスが全然ダメ。まあ日本の水準を海外に求めても無理なんだろうけど、日本なんて1泊3万も払わなくても、お客さんが待っていたら、さっさと部屋を空けてくれるのになー。。。
仕方ないのでロビーで待つこと30分。チェックインの時に、準備ができたらSMSでお知らせします、なんていうサービスもあるとか言ってたけど、準備が遅すぎて意味なし。
やっと2時40分頃になって、部屋に案内されましたー。
お部屋はこちら。結構広々です。
枕に変な絵のプリントが~(笑
さて、早速、着替えてプールに行ってみることにしました。
このホテルのプールは二つあって、こちらは小さい方のプール。日陰になっているので、あんまり焼きたくない人におススメです。私はこちらのプールにいることにしました。
このホテルにはもう一つメインのプールがあって、それがこちら。とっても素敵な感じですが、昼間は太陽ギラギラで、パラソルがあってもあまり意味ありません。
っていうか、パラソル頼んでも、やってくれる人がなかなか来ない。。。ということで、結局、日陰プールの方に移動。
(今回、写真はホテルホームページから転載しました)
さて、プールの後は、ホテルの周りをブラブラ散歩。
見た目はカッコいいんですけどね、サービスが残念なホテルです。
パリの穴場、タコスのテイクアウト店
先日、女性4人で女子会!?みたいな集まりがあって、行ってきました。
パリに詳しい友人の一人が、チョイスしたのがこちら。
最初は、メキシカンレストランだと聞いていたので、行ってみてビックリ。
中は狭く、夕方6時でもう満席なので、外で立ち飲み、立ち食い状態なんですが。
それでもお客さんは次から次へと絶えることなく来ていて、パリっ子だけでなく、外国人にも人気の店のようでした。
友達のおススメはこちらのフローズン・マルガリータ7€です。
さらにメキシコのジュースもありました。私はタマリンドジュースにしてみました。
料理の種類もそんなに豊富じゃないんですが、まあ美味しい。
でもこの小さなタコス1個で5€。まあまあしますよね。パリだから仕方ないけど。
こちらのナチョス風のもの(名前はわすれました)は、サワークリームが美味しかったです。手作りっぽい味。さらにカウンターには辛いソースがたくさんあって、それをかけていろんな味を楽しめます。
今回は行かなかったけれど、この店の奥には、隠れ家的なカクテルバーがあるらしく、何人も奥の扉へと入っていきました。
次回はカクテルバーの方にも行ってみたいです。
ランチに簡単、クロックムッシュのレシピ
簡単で美味しいフランスのランチといえば、クロックムッシュがありました。
まだこのブログで紹介していなかったのが不思議なくらい、フランスの家庭ではよく作られます。ハムとチーズと牛乳か生クリームがあれば簡単にできてしまう優れものです。
ではさっそくですが、作り方をご紹介します。
クロックムッシュのレシピ♪
(材料二人分)
食パン 4枚
バター 適量
濃い生クリームまたはホワイトソース缶
マスタード
ハム 4枚
とろけるチーズ
(作り方)
①食パンは軽くトーストしておく。
②生クリーム(ホワイトソース)には塩、コショウ、ナツメグ、粉チーズを混ぜておく。
③片側にバターとマスタードを塗り、それぞれにハムとチーズをのせてトースターでチーズが溶けるまで焼く。
④チーズが溶けてきたら、サンドイッチにして、上から②の生クリーム(ホワイトソース)、さらにチーズをたっぷりかけて、またトースターで5分程焼いてできあがり。
友人宅で洋梨を使ったフルコース(フロマージュ・シェーブルと洋梨のパイのレシピ付き)
料理好きの友人が、洋梨をメインテーマにしたフルコースを作ってくれるというので、ご馳走になってきました~!
洋梨といえば、デザートという感覚しかないけれど、フランスではいろいろな料理にたくさん使われているそうです。この友人は、前に洋梨のチョコレートソースがけを作ってくれた人なので、今回は何が出てくるか楽しみ~♪
s-tabearukirecipe.hatenablog.com
まずは、前菜として、前回の洋梨のチョコレートソースにクランブルをかけてアレンジしたものを出してくれました。
これ、チョコレートと赤ワインのソースが本当に美味しいんです。
もちろんペロリと完食!
次、メインに出してくれたのは、フロマージュ・シェーブルと洋梨のパイ。
こちらは、後でこっそりレシピを教えてもらったので、それも合わせてご紹介します。
フロマージュ・シェーブルとはヤギのチーズのことで、私は臭みがあるものは苦手なんですが、これは生で食べるわけではないので、臭みが強くないものを使ったということです。シェーブルは蜂蜜やクルミともよく合うので、バゲットにのせてトーストして食べることもありますが、これをパイにするとメイン料理にもなるんですね。
最後は、洋梨丸ごと一個をタルト生地で包んで焼いたデザート!
これも本当に美味しい。
さらに洋梨のリキュールも食後に頂いて、夢ごこち。洋梨好きにはたまりませんね。
(材料)
パイシート 1枚分
洋梨 2個
ヤギのチーズ(フロマージュシェーブル) 1パック
※なければクリームチーズでもオッケーです。
蜂蜜 50g
バター 20g
タイム 適量
(作り方)
①洋梨は皮をむき、高さを4等分にした後、種を除く。
②洋梨をバターを熱したフライパンで軽く炒める。
③ヤギのチーズは8等分に切る。(棒状になっているので、8等分にします。クリームチーズの場合は、スプーン大さじ1ずつを8等分作る)
④パイシートを型を使って、16個の円をくり抜く。(グラスの淵などでちょうどいい大きさがあればそれでもOKです)
⑤オーブン天板に紙のシートを敷き、丸くくり抜いたパイシート、ヤギのチーズ、洋梨、蜂蜜をかけて、上からもう一つのパイシートをのせて、周りを軽く閉じる。上からも少し蜂蜜とタイムをふりかける。
⑥180度のオーブンで20分ほど焼いて出来上がり。
パリ、『光のクリムト展』に行ってきました!
前から行ってみたかった『光のクリムト展』、これは美術館ではなく、レーザープロジェクターを使って、絵画やモチーフを壁、天井、床一面に映し出す新しい技術を使って行われるデジタルアート展なんです。パリ11区にあるラトリエ・デ・ルミエール(L’Atelier des Lumières)で2018年11月11日まで行われています。
チケットは当日でも買えますが、オンラインで買ったほうがいいです。私たちが行ったのは日曜日のかなりの人混み、しかも午後4時からのセッションは満席のため、当日券の販売は終わっていました。1時間ごとに1つのショーになっていて(プラネタリウムみたいな感じ)、途中から入ると中途半端な感じになってしまうので、時間通りに行って正解でした。
最初は、クリムトではなくて『A.I.』というテーマでコンピューターが作り出したモチーフを映し出したものが5分ほど上映されました。
そして、その後クリムトの写真が映し出され、彼がデザインしたウイーン美術館にある天井部分のはめこみ画やさまざまなモチーフや絵画が、クラシック音楽をバックグラウンドに次々と映し出されていきます。
こんなに普通の宗教画のようなものも描いていたんですね。
この扉のモチーフも壁や天井一面に映し出されるので、その空間の広がりを感じることができます。
こちらはウイーン美術館の柱にはめ込まれたクリムトの絵。
大画面で映し出されるので、かなり迫力があります。私は実際にウイーン美術館でこの絵を見ていますが、実際には、上の方に小さくあるので、詳細は良く見えないし、やっと見つけて、あー、あれがクリムト?という感じだったので、こうやって拡大された絵を見られるのは嬉しいです。
こちらもウイーン美術館の天井画の一部
ウイーン美術館の豪華な建物の様子が床や壁一面に映し出され、まさにその場にいるような不思議な感覚を味合うことができます。
この辺りはまだ古典的な作品が並びます。
途中、ステンドグラスなども映し出されて、一気に教会内にいるような感じになります。
この日は満員だったので、廊下も壁も人がいっぱい。
こちらは、クリムトお得意の木のモチーフのようです。
ちょっと気味の悪いピラミッドと目のモチーフ
これが彼の一番有名な作品『接吻』
その他にも彼の代表作が続きます。
クリムトと同時代の画家、エゴン・シーレの作品もありました。
絵画好きにはたまらない新しいスタイルのデジタル・アート。美術館で見る作品もいいけれど、こうしたクリエイティブな映像とともに、その作品の世界にたっぷり浸るっていうのもありかなーと思いました。