バルセロナ観光 サンタマリア・ダル・マル教会(海の聖母マリア教会)
パリで出会ったバルセロナ出身の友達が、バルセロナで見るべきスポットベスト10に入れていたのが、こちらのサンタマリア・ダル・マル教会(basilica of Santa Maria de mee)だったので、行ってみることにしました。
旧市街地の町中にひっそりとあって、夏なのでそれなりに観光客もいましたが、静かで素敵な教会です。
教会のすぐそばにはカフェやレストランがあって、疲れたらすぐに休めますし。
こちらは主要道路に面した教会の側面です。なかなか厳かな感じでいいですよね。
14世紀に建てられたカタロニア風ゴシック建築の教会で、かつては海と陸の堺であったこの地に、危険な航海へ旅立つ人々の安全を祈って建てられたとされています。
現在では、海岸が埋め立てられ、Wホテルの辺りまで陸になっているため海岸にある教会という感は薄れてしまっています。
中はゴシック教会の典型で、天井が高く、真ん中には余計な柱がないので、とても広く見えます。また、フランスの教会と違って、バルセロナの教会は、中がとても明るい!!ステンドグラスの数にもよるのでしょうが、光が中まで差し込んでとても美しいです。
例によって、正面の祭壇以外は、小さなチャペルに分かれていて、聖人たちや聖母マリア、キリスト像などが置かれています。
ステンドグラスのデザインもそれぞれ異なっているので、見ていても飽きません。
ちょっと現代風の彫刻があったり。
教会中央部のシャンデリアも豪華ですね。
こちらは聖人の姿のステンドグラス。夕方だというのに、外は昼間のような明るさなので、ステンドグラスからも眩しい陽が差し込んでいて、とても綺麗です。
天井がとっても高いですよね。
途中、二階や三階がなくて、これだけの空間を作り出しているところが、やはり素晴らしい。柱は八角形になっています。
パイプオルガンは大きな教会にしては、若干、小ぶりですね。
こちらは正面の聖壇です。シャンデリアと周囲のステンドグラスからの光がとっても綺麗です。そして、後ろにそびえる八角形の柱が厳かな雰囲気を強調しています。
この教会の内部にはあまり装飾がありませんが、スペイン内戦の際、11日間も燃え続けて、装飾のほとんどが失われてしまったからだそうです。
天井部分に唯一残された紋章。その周りには火事の跡を示す黒いすすがいまだに残っています。
こんなモダンなデザインのステンドグラスもあります。
これも火事の際に焼失したステンドグラスを現代のアーティストが置き換えたものなのでしょう。ということで、この教会内には、古くからのデザインと、近代アートのデザインの両方を見ることができます。
正面の祭壇の向かい側には、聖母マリアが描かれた美しいバラ窓がはめ込まれています。
こちらは17世紀に作られた最後の晩餐のステンドグラス。
無料で入れるのに、見どころが本当にたくさんありました。絶対、おススメですよ。