サヴォア風チーズフォンデュを食べてみた
チーズフォンデュ、日本でも冬はよく食べますよね。
うちの母は、ホワイトソースにチーズをたっぷり溶かしたチーズフォンデュをつくってくれていましたが、これが絶品!!これにソーセージや、じゃがいも、パン、海老、ブロッコリーなんかもつけたりして、それをたっぷりのチーズですくって食べる。
あー、チーズフォンデュって美味しいなーと思っていたんですが。。。。
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これをフランス人の夫に話したら、「えー!!ソーセージやじゃがいもをすくって食べる??それってラクレットと間違えてるよね。フランスのチーズフォンデュは、パンだけなの!!」と言われました。。。
まあどっちでも美味しければいいんですけどね。
とはいえ、本場のチーズフォンデュにも興味があったので、さっそく友達を呼んでチーズフォンデュの会を開くことになりました。
チーズフォンデュは、もともとサヴォア地方(フランスのアルプス地方)の名物料理だそうで、そこでつくられるコンテやカンタル、エメンタールなどのハードチーズをおろしたもの組み合わせて使ったり、ボーフォールチーズというサヴォア地方の独特のチーズを使います。
ちなみに今回は、カルフールでチーズフォンデュ用のチーズがもうおろした形で売られていたので、それを使いました。
さて、フランスでは、ラクレット同様、チーズフォンデュは家庭で楽しむ人も多いので、卓上のチーズフォンデュセット(電気で温まるコンロ)を持っている人も多いです。今回は、友人がこのチーズフォンデュセットをプレゼントしてくれたため、これでフォンデュがいつでも食べられることになりました~(笑
太りますね、これは。。。
さて、それでは作り方です。
(材料 4~5人分)
コンテ、カンタル、エメンタールなどのハードチーズ 500g
ボーフォールチーズ(手には入れば) 500g
※もちろん、上記のチーズは日本では手に入りにくい、または非常に高いので、ミックスチーズでもOKです。
ニンニク 2片
バター 大さじ2
辛口の白ワイン 500~600cc (お子さんがいる場合は、少な目に)
荒挽きコショウ 少々
ナツメグ 少々
バゲット 2,3本または大きめのパン・ド・カンパーニュ
副菜として、ゆでたジャガイモ、生ハムやサラミ、野菜のディップやサラダなどがあるといいです。チーズがとてもくどいので、少しさっぱりしたものがあるといいです。
(作り方)
1.パンは一口大に切ってバスケットなどに入れておく。
2.チーズをすりおろすか、細めにスライスし、ニンニクをこすりつけたフォンデュ鍋に入れて、弱火でゆっくりと溶かす。残りのニンニクはみじん切りかすりおろして、鍋の中に入れる。
3.白ワインを加えて、ゆっくりと溶かし、ナツメグ、コショウを加えて味を整える。
あとは、専用のフォークにパンを刺して、チーズ液にくぐらせて、パクっと召し上がれ。
ちなみに、最後の方になってくると、チーズが底にこびりついてきます。
こうなったら、日本ではリゾットにするところですが、フランスでは卵を入れるそうです。卵を入れて、それをさらにパンの上などにかけて食べるらしい。
もう、お腹いっぱいすぎて気持ち悪くなりそうですけどね。
さて、本場のチーズフォンデュを食べてみた感想は?
美味しかった!!パンだけじゃもったいないような気もしました。
チーズが美味しいので、いろいろ要らないと言われましたが、まあジャガイモとかトマトにつけても普通に美味しかったし。日本風にエビやソーセージがあってもいいなーと思いました。最後に卵を入れて食べるのは、オエっという感じでしたが、次の日に牛乳とご飯などを足してチーズリゾットなどにすれば、残さず食べられそうな気もしました。
結局、フランス風のチーズフォンデュでは、日本人の胃袋がもたないっていうことが分かりました(笑