ランチの後は、川を渡った向こう側にあるアルザス博物館を訪れることにしました。
アルザス地方特有の木組みの家並みが可愛らしく、絵になります。
ここがアルザス博物館です。
看板が出ていましたが、それほど大きくはなく、普通の建物でした。
こちらでは、パレ・ロハンで購入した美術館・博物館共通チケットを見せて、入場券を発行してもらえたので、お得でした。
入ってすぐに展示されていたのは、アルザスの家に玄関の飾りでした。
アルザス地方では、玄関の門や窓枠に可愛らしいイラストや文字を書いて飾り付ける習慣があるそうです。
こちらは18世紀のアルザス地方の一般的な家庭が、どのように家を暖めていたかというのを示したイラストです。
陶製のストーブの中で薪を燃やして部屋を暖めると同時に、キッチンの煙やストーブの煙をパイプを使って屋根裏へ送り、スモーク(燻製)を作っていたようです。素晴らしい!
こちらが陶製のストーブです。デザインが素敵ですね。
博物館の窓からは、ストラスブールの街並みが見えます。
こちらは年代物のワードローブです。がっしりとした作りですね。
こちらはアルザス家庭の一般的なベッド。
当時の居間を再現した展示室には、木製の家具が並んでいます。
なんとなく温かみを感じる部屋ですね。
一般的なアルザスの家庭のキッチン。
真ん中にある大きなココットは、ベッコフというアルザス地方の煮込み料理をするために使われる鍋です。
この博物館の良いところは、当時の家を再現した建物の中を歩き回ることができることです。木製の床や廊下なども、とても雰囲気がありました。
アルザスの陶器もとても有名です。こちらはベッチドルフ焼きと言われているもの。
そして有名なスフレンハイム焼きなど、たくさんの焼き物が展示されていました。
博物館はこのような家を改装して作られています。
壁にかかっているポスターには、昔のアルザスの人々の民族衣装が描かれています。
こちらが典型的なアルザス地方の女性の民族衣装。
なんといっても頭の上の大きなリボンが特徴的です。ちょっと魔女っぽいような感じもしますよね。
アルザスではとても大事にされている赤いクチバシのコウノトリの絵が、赤ちゃん用のベッドの横に掛けられています。
アルザスの冬は寒いので、陶製のストーブのある夫婦の寝室の中に赤ちゃん用のベッドも置かれていました。子供が大きくなると、大きなストーブがない子供部屋に移されたそうです。
アルザス博物館、アルザス地方の人々の昔の暮らしぶりが学べて、とても面白かったです!!