アイルランド文化センターとエミリーのアパルトマン
今日はコンサートを聴きに、パンテオンの近くまで来てみたのですが、
早く着き過ぎてしまったので、周りをぶらぶらしていたら、アイルランド文化センターがありました。誰でも入れるようなので、入ってみました。
入ると、広々とした中庭がありました。天気が良ければベンチに座って一休みするのも良いのですが、あいにくこの日は雨が降ったりやんだり。
中庭には、聖母マリアの哀しみの像『Mater Dolorosa』がありました。
この先にはチャペルもあって、中を見たかったのですが、ノエル(クリスマス)コンサートに向けての合唱の練習中ということで、中に入るのは遠慮しました。
その代わり、ケイト・ノランというアイルランド人の写真家の写真展が開かれていたので、そちらを見ることにしました。
この写真展は、1921年に100周年を迎えたアイルランドの国境紛争の歴史を題材にしていました。アイルランドの歴史はあまり詳しくないのですが、これをきっかけに少し勉強してみようと思いました。
さて、写真展の後は、この近くにちょっとしたトレンディー・スポットがあるというので、行ってみることにしました。
それは、ここ。知る人ぞ知るNetflixドラマの「エミリー・イン・パリス」でエミリーが住んでいたアパルトマンとその前の広場(Place d'estrapade)です。
あんまりよく覚えていないけど、そう言われてみればこんな感じだったかも。
ちなみに、このドラマを観たことない人のために、ちょっと説明すると、パリに憧れるアメリカ人のエミリーが、仕事でパリに転勤になり、ちょっと意地悪な上司や、イケメンの隣人など、パリジャンに囲まれて生活する話なんですが、現実とは程遠いというか。まあ、ドラマだから、夢は持たないといけないんですけどね。。。
実際、フランス人は、あんなに英語話さないし、そんなに都合よくイケメンの隣人に出会う確率もほぼゼロ(笑。まあ、人生なんて、そんなもんです。さらに、あんな目立つファッションしてる人、パリでは即、スリや置き引きのターゲットになります!!
赤い屋根のカフェは、よくエミリーが通っていたところで、ここも、こんな天気(霧雨)なのに、観光客がチラホラ現れて、写真を撮っていました。
このすぐ目の前は、パンテオンです。
ここまで来たら、せっかくなので、パンテオン周辺の写真も載せておきます。
やはりパンテオンは絵になりますね。ちなみに、パンテオンは、フランスの歴史、政治、文化面などで、重要な役割を果たした人物の霊廟を祀っている場所で、日本人の我々が知っているのは、ヴィクトル・ユゴー(作家)や、ジャン・ジャック・ルソー(哲学者)、マリー・キュリー(物理学者)、エミール・ゾラ(作家)くらいでしょうか。もちろんフランスの歴史や政治に詳しい人はもっと知っていると思いますが。
ということで、限られた時間しかない観光の場合などでは、別にわざわざ中を見る必要はないと思いますが、パンテオンと、市庁舎、ソルボンヌ大学に囲まれたこのパンテオン広場(Place de Pantheon)は一見の価値があると思います。