ゴシック地区にあるバルセロナの大聖堂に行ってみることにしました。
正式名称は、サンタエウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia)というそうです。バルセロナ中にたくさんある教会の中でもカテドラル(大聖堂)と呼ばれるのはここだけで、最も格式の高いものといえます。
バルセロナの守護聖女であるエウラリアの遺骨が眠っていることで有名な大聖堂です。
正面のファザード(門)には、約100体のキリスト、聖人、天使の彫刻がはめ込まれています。
中に入ると荘厳なゴシック様式です。中央部分に石壁があり、その奥は聖歌隊席へとつながっています。
教会内は様々なチャペル(礼拝堂)が取り囲んでいます。どのチャペルも豪華な彫刻が施されています。
ステンドグラスの上のドームからは、眩しいほどの光が差し込み、教会内を明るく照らします。
数十メートルにわたる長い回廊は、高い天井とそれを支える柱、垂れ下がるシャンデリアで成り立っています。
こちらもチャペルの一つ。豪華絢爛です。教会内にはこのようなチャペルが28個も存在します。
さて、この教会の一番珍しい部分の一つである聖歌隊席の近くにやってきました。
石壁の彫刻は守護聖人であるサンタ・エウラリアの受けた13の拷問を伝えるレリーフになっています。
三角形の形をしたステンドグラスも個性豊かで珍しいです。
聖歌隊席の中には、それぞれの軍旗の説明書が貼られています。
聖歌隊席の奥には美しい祭壇が見えます。
繊細な彫刻がなされた聖歌隊席は一見の価値ありです。
私は午後に大聖堂に入ったので、入場料10€の中にこの聖歌隊席見学料の3€も含まれていました。
金ぴかの絵の椅子の中には、先ほどの軍旗がそれぞれ分かれて描かれています。
繊細な彫刻、豪華な金の装飾など、まさに圧巻です。
そして聖歌隊席を抜けると、祭壇前にきます。
後編につづく