年末から年明けにかけて、南フランスに旅行に行っていたので、更新がストップしていましたが、また始めますので、今年もよろしくお願いします。
さて、昨年の年末にさかのぼりますが、年越しパーティーをマルセイユ在住の旦那の友人の家でやることになっていたので、車でパリからマルセイユまで行き、そのあと、数日かけて南フランスを周って帰ってくることにしました。
とはいえ、車でマルセイユまでは、渋滞なしで約7時間。しかも我が家は電気自動車なので、充電時間を考えると、1日で到着はとても無理ということで、モンペリエあたりに一泊して、翌日にマルセイユに入ることにしました。
モンペリエには寄らなかったのですが、Saint Mathieu de Treviersというモンペリエ郊外の小さな町にあるチーズ屋さん(フロマージェリ)がとても素敵だったので紹介します。
地産のチーズがたくさん並んでいます。値段もパリとはくらべものにならないほど安いです。タグには生産者の写真付き。
一番右は、手前も奥のものも両方がハード系の羊のチーズ。Brebis(ブレビ)というのは羊のミルクを使って作ったチーズです。羊のチーズで有名なものには、フランス産のRoquefort(ロックフォー)や、ギリシャさんのFeta(フェッタ)などがあります。
そしてその横にはハーブのたくさん付いた丸いチーズ、こちらはヤギのミルクで作ったTommeというチーズ。私たちはこれを買いました。そのほかにも、丸いボール状のチーズ、これはGaperone Ficelleという火を通していない牛乳から作られたチーズで、外側にニンニクとコショウが入っているそうです。ちなみにその斜め前方にある長方形のチーズも同じもの。こちらはドーム状に作っていないだけだそうです。
その手前にあるのは、ヤギのチーズ。ヤギのチーズはこのように丸い形の小さいものがたくさんあって、柔らかいもの、固いものなど様々ですが、臭いがかなりキツいものが多いため、私は苦手です。そして、左の真ん中にあるのがLe Chapelouというチーズ。加熱した牛乳から作られたチーズで、この地方の高度1000mの山にいる牛のミルクだけを使って作るそうです。
その隣には、Commtesse de Vichy (コンテス・ド・ヴィシー)というこちらも地方の名産のチーズです。加熱処理された牛乳で作られていて、クリーミーな味わいでちょっと癖があり、カマンベールに近いです。ちなみにヴィシーというのは、町の名前です。ちなみに、コンテスだけでもたくさんの種類があり、一番オーソドックスなものを買いました。
左側にあるのは、TommeやPierrefortaisというこれも牛乳から作られたハード系チーズで、こちらも日本人には食べやすい味だと思います。
さらにまだまだウインドウは続きます。
真ん中にある黄色いチーズは、Cantal(カンタル)というやはりこの地方の名産のチーズ。加熱処理された牛乳から作られていて、コクがあって食べやすい、いわゆる日本人が食べて美味しいなーと思うチーズです。これも大量に買いました。その左にある茶色い外側のチーズは、Saint Nectaire(サン・ネクター)というチーズ。これも加熱処理された牛乳から作られているこの地方で一番有名なチーズです。こちらも買いました。
ところで、なんでこんなに大量にチーズを買うのかというと、ニューイヤーパーティーに持っていくからなんです!!
チーズの説明だけで長くなりましたが、他にも燻製系のお肉や、ソルシソン(フランスのサラミ)、生ハム、パテなどが売られていました。
つるされているソルシソンも手作り感があって美味しそう。脇にあったソルシソンのノワゼット(ナッツ系)が入っているものを一つ買いました。
店内は広くて、いろいろな食品が並んでいます。
この辺りで生産されたワイン。
こちらは、ビール、その他のスピリッツ系アルコール。
ジャムやクッキーなどの甘いもの系などなど。
全部見ていては時間がなくなってしまいそうで切り上げましたが、ドライブの途中で良いお店を見つけました。