海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

恒例のワインテイスティング会♪ 

さて、何度かこのブログでも紹介しましたが、個人宅でのワインテイスティング会、今回のテーマは『MUSCADET』です。
『MUSCADET』(ミュスカデ)は、マスカットに似た香りと強い酸味、そして爽やかな飲み口が特徴の辛口白ワインです。

ちなみに私は、ミュスカとミュスカデを勘違いしていたので、その違いを少し調べてみました。

ミュスカ
フランス南部、イタリアなど世界各地で生産されているメジャーな品種。
リースリングやゲベルツトラミネールと同じくテンペル系が多く含まれていて、マスカットなどの果実香、黄色い花の華やかな印象でワインのスタイルは甘口と辛口があります。私はこのミュスカの甘口が好きです。

 

ミュスカデ
フランスのロワール地方、ナント地区でミュスカデAOCの原料のぶどう由来でミュスカデと呼ばれている。ミュスカデは、アルコール発酵後、滓(オリ)とワインを半年ほど接触させて、オリの風味を引き出す白ワインの醸造方法(これをシュール・リーという)によって作られる。シャルドネが片親のため、酸が豊かでノンアロマティック、ハーブや塩味を感じるドライな品種。

 

さて、ということで、古城で有名なロワール地方で作られいてるミュスカデの試飲会です。生産者は、約80%がマスプロダクション(大量生産)で、20%が個人の生産者とのこと。また、ミュスカデといえば、2,3年保存が基本とされているが、中には10年、20年保存できるような良質なものもある、などと説明してもらいました。


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毎回のお楽しみは、ワインだけでなくアペロとして頂くおつまみ類。
毎回、テーマのワインに合う食べ物のリストを主催者の方がメールで教えてくれるので、参加者はそのリストの中にあるもの(別になくてもいいけど)を持ち寄って、みんなで食べるという感じになっています。

今回のミュスカデは辛口白ワインということで、魚系のものと相性がいい!ということで、持ち寄りリストの一部をご紹介します。

例えば、こんな感じ

- poissons fumés (魚の燻製)
- rillettes de poisson (魚のリエット)
- tarama (タラマギリシアのタラコマヨネーズ風)
- oeufs de poissons (魚の卵、イクラとかキャビアとか)
- foie de morue/lotte(タラの肝臓やタラコ)
- fruits de mer (エビやカニ、貝類など)
- terrines de poisson (魚のテリーヌ)
- brandade de morue (タラのブランダード)
他にもありましたが、こんなところです。
 
実際には、スモークサーモンや、ツナのリエット、タラのブランダード(タラの身をマッシュポテトとクリームで混ぜたもの)、ロールモップスといわれる魚の酢漬けなどがアペロでした。
 

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さらには、主催者が用意してくれたクスクスとペスト(バジルのペースト)を混ぜたもの。

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ズッキーニと玉ねぎのスフレ。

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このほかには、自家製のラタトゥイユ、あとは魚系の缶詰など、いろいろありました。

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では、いつものように最初のワインからテイスティングです。

1.La Gravelle, Muscadet-Sevre et maine Sur Lie 2015

香りはとてもフルーティーだが、口の中でかなりの酸味があり、辛口でスッキリした飲み口。さらに食べ物と合わせると、マイルドになって美味しかった。

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2.Landron, Amphibolite Nature Muscadet-Sevre et Marine, 2015

アップルサイダーのようなリンゴの風味が強くて、非常に辛口でミネラルが入った味。

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3.こちらは2と同じ銘柄ですが、1998年、20年前のもの。ラベルを見ればその古さがうかがえます。

味は、年月が経っている分、2よりもまろやかでした。香りは落ちていなくて、かなり美味しかったけれど、他の参加者によると、普通のムスカデの味ではないそうです。

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4.La Paonnerie, Les Varennes Melon Sec, 2014

これは、酸味が強すぎて全く楽しめなかった。リンゴなのか、レモンなのか、フルーツの果汁っぽい味がかすかに感じられたような。

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5.Pierre Luneau-Papin,Clos du Milieu 2014

これは、今回のムスカデの中で一番のお気に入りだと思う。ピーチとリンゴの香りが微かに感じられるものの、酸味はそれほど強すぎず、塩気を感じさせるようなミネラルが入っているというのが参加者の人たちの感想。

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6.Domain de L'Ecu、Gneiss Muscadet-Sevre et Maine 2014&2012

酸味は弱くて飲みやすい、ミネラル分が多い。ビオワイン(添加物を加えていないワイン)だけれど、私はどうもビオワインを美味しいとは思えないんですよね。。

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7. Landron, Les Houx Muscadet- Sevre et Maine  2009

これもあんまり好きじゃなかった。というかこのあたりになってくると、もう味もそれほど分からなくなってきます。フルーツか柑橘系の香りがあり、ミネラル分が多いけれど、軽くて飲みやすい、と他の人は言っていました。

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8.Sauvaget, Monnieres- Saint Fiacre Muscadet- Sevre et Maine 2009

これも香りはフルーティー。レモン、グレープフルーツのような香りが微かにして、ミネラル分が多い。辛口でさわやかな酸味があるけれど、口の中でキュッとする感じ。

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今回もいろいろなワインを飲み比べられて、楽しかったです。
ただ、ムスカデはそれほど好きじゃないなーというのが、わかりました。
魚には合うかもしれないけれど、酸味が強くて辛口というのがどうもそれほど美味しいとは思えなかった。よい勉強になりました。

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