海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

フランボワーズのクラフティのレシピ

フランボワーズをマルシェで2パックで3€で買ったのですが、生では食べきれなそうだったので、なんか簡単なお菓子にしたいなーと夜に思いつきました(笑
夜なので、材料も買いに行けないので、何かあるもので作れるものはないかと探していたら、ありました!クラフティー♪です。

クラフティーとは、タルト生地の上にフルーツを並べ、卵、牛乳、生クリーム、砂糖、小麦粉を混ぜただけのものを流しいれてオーブンで焼いたもので、果物入りのプリンのようなお菓子です。

 

(材料 21cm型耐熱皿)
フランボワーズ 2パック
砂糖 100g
卵 2個 (室温)
バター 25g
薄力粉 50g
塩 少々
ラム酒 小さじ1
バニラエッセンス 数滴
牛乳+生クリーム 250ml

(作り方)
①ボウルに砂糖と卵、塩少々を入れてよく混ぜる。
②薄力粉をふるい入れてよく混ぜる。そこにレンジで溶かしたバターを加えて混ぜる。
③牛乳と生クリーム合わせて250ml(今回は生クリームの方が多く余っていたので、生クリームの方が多かったです)を加えてよく混ぜ合わせる。
④耐熱皿にバターを敷いて、フランボワーズを並べ、③の卵液を流しいれて、180度のオーブンで35分焼いたら出来上がり!

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ジャーン!焼き色がついたら美味しそうになりました~♪

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食べるときは、粉糖をちょっと振ってみましたが、振りすぎた(笑
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ナンテールヴィルのタイレストランでランチ

先日、パリ郊外ナンテールのマルシェに行った帰りの寄ったタイレストランをご紹介します。ナンテールヴィルにあるこちらのタイレストラン。安くて美味しいと、友達が教えてくれました。

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店内はこんな感じです。
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セットメニューは、ランチもディナーも同じ値段の12.90€。パリではありえないくらい安いですね!シェフのおススメでも17€とお得!
今日はとりあえず普通のセットメニューにしてみました。
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前菜は、鶏肉とバーミセリのサラダ。
けっこう量がありますね。鶏肉もたっぷりで、味付けも美味しい~!
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メインは、牛肉のタイ風ソテーにしてみました。
こちらも甘めの味付けで食べやすかったです。ちょっと辛さが足りなかったけど。
あ、もちろん白いご飯がついてきます。けっこうお腹いっぱいになりました~!

しかもオーナーのタイ人マダムがほぼ一人で切り盛りしているにもかかわらず、気が利いて、すぐにお水を持ってきてくれたり、空いたお皿を下げてくれたりします。フランスではこんなサービスもめったにないので、ポイント高い(笑
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デザートはお腹いっぱいになったので、ココナツのアイスクリームにしました!
これも美味しー。
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とても満足のいくランチでした。今度は夜来てみようっと!

フランスで手巻き寿司ディナー

今日はフランス人とベトナム人カップルを自宅に招いて、日本食ディナーにしました~!
何を作ろうかなーと考えていたところ、彼らは鮨が大好きだとのこと。
だったら簡単で、いっぱい食べられる手巻き寿司にしよう!ということでマルシェでサーモンとマグロのお刺身を買ってきました。
お刺身は両方で20€くらい。そんなに高くありませんでした。

さらに、ベトナム人の人が日本の卵焼きを自分で作ってみたけれど、どうしてもうまくいかないというので、一緒に卵焼きを作ることになりました(笑

ということで、真ん中に一緒に作った卵焼き。
さらに揚げ出し豆腐と大根の千枚漬けを前菜風にしました。
二人とも、日本酒が大好きということで、いきなり日本酒です。
テーブルの上には、日本からもってきた日本酒の紙パック(笑

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揚げ出し豆腐は大好評でした~♪
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そして卵焼き。日本人には当たり前の一品でも、外国人にはウケるみたいです。
しかも甘い味が好きなフランス人は、甘口の卵焼きが大好き。
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ジャーン!手巻き寿司です。
スーパーで瓶詰のイクラも見つけたので、奮発しました(笑
大量のサーモンとマグロの刺身に友人たちも大喜び!!
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もっと人数が増えても、これなら自分で巻いてもらえるからラクですね~。

 

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スズキの卵で作る自家製タラマのレシピ

久しぶりにナンテールのマルシェに行ってきました。
家からはちょっと離れていますが、野菜や魚が新鮮でとても安いのでお得に買い物ができます。
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魚の種類も豊富!
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そして、今回、友達がタラコのようなものを発見!
さっそく市場の人に聞いてみると、タラコではないけれど、スズキの卵だよ、と言われました。生食もOKというので、買ってみることに!
ちょっと量が多かったので、友達と半分ずつ分けて4ユーロ。
写真は、もうすでにいろいろなものに使った後なので、本当はこの倍以上ありました。

まず唐辛子とめんつゆで漬け込んで明太子風にアレンジ。
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残りをタラマにしてみることにしました~!
タラマとはギリシャ料理で、生のタラコに生クリームとレモン汁を混ぜたペースト状のものです。バゲットなどの上にのせて、アペロなどによく食べます。
普通は、スーパーで売っているものを買ってきますが、今回は、生の魚の卵が手に入ったので、自家製のタラマを作ってみることにしました。

まずは、魚の卵の皮を包丁の背でそいで、中の卵だけを取り出します。
こんな感じ。
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レシピでは、牛乳に浸しておいた食パンを細かくちぎって加えます。
さらに、生クリーム、レモン汁、塩、コショウ、オリーブ油を加えて、泡だて器でよく混ぜます。
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こんな感じになったら出来上がりです。
冷蔵庫で1時間ほど休ませてできあがり。
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パンにつけて頂きまーす!

スズキの卵で作る自家製タラマのレシピ♪
(材料)
魚の卵(タラコなど)90g
食パンの白い部分 半分~1枚
牛乳 大さじ3~4
レモン汁 適量
生クリーム 100cc
オリーブオイル 大さじ2
塩 

コショウ

 

日本のタラコを使う場合は、塩気があるので塩はひかえめで良いと思います。
食パンは入れすぎると卵の味が薄くなりますが、タラコは味が濃いので、タラコを使う場合は1枚入れてOKです。
日本の生クリームだともったりしていないので、80ccくらいでちょうど良いかもしれません。あまり水っぽくなってしまうと、パンの上に塗りにくいので、調整してください。お好みでみじん切りのエシャロットなどを混ぜても美味しいです。

 

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長ネギと生ハムのキッシュのレシピ

お正月にどっさり頂いた生ハムとソルシソンのセット。。。
生ハムはスモークしてあるとはいえ、さすがにそんなには持たない。
でも、もうそのまま食べるのには飽きてしまって。。。
日本にいた頃は、生ハムが残ることなんて殆どなかったので、生ハムを使った残りもの料理をすることになるとは思ってませんでしたが、フランスでは生ハムは昔からの保存食。それなりに残り物を使った料理もいろいろありました。

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一番お手頃なのは、キッシュ!
キッシュの大好きなフランスでは、キッシュのタルト生地もスーパーに売っていますので、お好みの野菜と生ハムの残りとチーズで、簡単に作れます。
あとは、スープに入れたり、ケーク・オ・サレ(パウンドケーキの甘くないやつ)に入れたり、グラタンやラザニアに入れたりもするみたいです。もちろんクロックムッシュやクレープにも使えるということで、使い道はいろいろあります。

 

今回は、今、旬のポワロー(長ネギ)と生ハムのキッシュ、それからトマトと生ハムのパスターソースにしてみようと思います。

ポワロー(長ネギ)と生ハムのキッシュのレシピ♪
(材料)
ポワロー 1本
生ハム 適量
卵 3個
生クリーム 200cc
パトーブリゼの生地 1枚
塩、コショウ、ナツメグ
グリエールチーズ 適量

(作り方)

①オーブンを180度に予熱し、10分たったらパトーブリゼ生地を型にしいてフォークをさしたものを入れて約10分調理する。
②その間に、ポワローは太めの輪切りにして、フライパンで炒める。
③さらに生ハムも加えて炒める。生ハムに塩気があるので、ここでは味付けをしない。
④ボウルに卵を溶きほぐし、生クリームを加え、軽く塩、コショウ、ナツメグを加える。
⑤①の生地を取り出し、③のポワローと生ハムを底に敷いて、④の卵液を流しいれる。
⑥上からグリエールチーズをかけて、オーブン200度で25分ほど焼く。途中、上が焦げそうになったらアルミなどで覆う。

こんな感じです。
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そして、キッシュを焼いている間に、トマトと生ハムのパスタソースも作りました。

こちらはみじん切りの玉ねぎに、ニンニク1片を炒めて、生ハム、トマト缶を加えて煮込んだもの。簡単です。
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キッシュが焼けました~♪
ちょっと周りが焦げてますね。温度が高すぎたかもしれません。190度くらいでもいいのかも。
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さっそくランチにいっただきまーす!!
長ネギの甘味と生ハムの塩気が効いていて美味しいです。塩分はかなりあるので、卵の味付けは本当に薄味くらいでちょうどいいです。
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 過去のキッシュのレシピはこちら~。
なんでもキッシュになりますねー。

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パリのミュシャ展に行ってきました。その2

今回、こんなにたくさんのミュシャの作品を見ることができて、本当に嬉しかったので、このブログでもできるだけたくさんの作品(写真だけでも)をご紹介したいと思います。

こちらは、またまた女優サラ・ベルナールの芝居のポスターで『メディア』。
古代ギリシャ三大悲劇詩人のひとりエウリピデスの作品を舞台化したもので、
息子を短剣で殺害してしまったメディアの悲劇の場面をこのポスターでは描いているそうです。

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ルフェーブル・ユティル・ビスケットのポスター。
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モナコモンテカルロのポスター。
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こちらは、『夢想』という作品。
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これは四連作品の四季『春』
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『夏』

どれも素敵ですが、私はこの『夏』が一番好きです。
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『秋』
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『冬』
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ミュシャがデザインしたお皿。
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こちらは、連作四芸術の『ダンス』。
それぞれの芸術の女神を表した美しい作品です。
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『詩歌』
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 『絵画』
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『音楽』
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さらに、ミュシャがデザインしたジュエリーもありました!
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『百合の中の聖母』
イラストやポスター風の絵を多く描いていたミュシャですが、成功を収め、この頃になると、より絵画らしい作品を手掛けるようになっていきます。
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こちらも連作、四つの星から『北極星
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『明けの明星』
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『宵の明星』
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『第八回ソコル・フェスティバル1912年』 

こちらも幻想的ですが、スラブ民族の民族衣装をまとった人物をモチーフにその苦難に立ち向かう姿勢を描いた民族主義色の強い作品。
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こちらもスラブ民族の衣装をまとった少女の作品。
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後期の作品はその世相を反映して、暗い作風になっています。しかし、どことなく幻想的なミュシャ特有の世界が描かれています。
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こちらも暗い作品。赤ん坊を抱く母親の苦悩に満ちた表情は、政情不安定なスラブ社会を暗示しています。
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展覧会の最後は、大きな2枚のパネル画。
いずれも宗教色の強い作品です。
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今回、さまざまなミュシャの作品に出会えて、本当に良かったです。行ったかいがありました。

パリのミュシャ展に行ってきました。その1

パリのリュクサンブール美術館でアルフォンス・ミュシャ展が行われています。
9月からやっていて、ずっと行きたいなーと思っていましたが、いろいろな都合で行けなくなり、今月の27日には終わってしまうということで、ついに行ってきました。
チケットは、インターネットで時間指定の予約をしておいて大正解でした。というのも、美術館の外は、当日券を買う人の長い行列ができていました。。

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さて、さっそく中に入ります。平日の午後にもかかわらず、かなり混み合っていました。こちらは、彼の出世作『ジスモンダ』。舞台女優のサラ・ベルナールの芝居のために1895年に彼が作成したポスターです。年の瀬に急遽ポスター発注が決まったものの、主だった画家が休暇中で、当時、印刷所で働いていたミュシャに白羽の矢が立ったのでした。もちろん、ポスターは大好評、芝居も大成功となり、ミュシャはアール・ヌーヴォの旗手としての地位を不動にしました。
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こちらは、同じ女優、サラ・ベルナールの別の舞台のポスター、『椿姫』です。
ミュシャらしく、美しく繊細で優美な作品です。
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サラ・ベルナールの舞台の別のポスター『ロレンツァツィオ』。
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ミュシャは、サラ・ベルナール主演作品のために、たくさんのポスターを手がけました。
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彼の作品は、この最初のポスターの成功もあって、商業界と深く結びつき、ポスターだけでなく、装飾パッケージなどもたくさん手掛けています。

こちらは、美術学校近郊の画廊『サロン・デ・サン』で開催されたミュシャの個展のポスター。たくさんの白い花の髪飾りを付けたスラブ風の少女が描かれています。
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こちらは香水瓶のラベルのデザイン。
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ビスケットの箱のデザイン。
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香水のポスターなどなど。どれも彼の作品に出てくる女性は、本当に神々しく美しい。
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こちらは、モエ・エ・シャンドン社のシャンパンのポスター。
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いかにも優雅で上品な感じが、シャンパンのイメージにぴったりですよね。
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日本でも、ミュシャは人気のある画家なので、彼の作品は何点かレプリカなどで見たことがありましたが、こんなに数多くの作品を見るのは初めて。
来てよかったー!!
こちらは、ミュシャの代表作『黄道十二宮』。
十二星座と智天使ケルビムを表した作品で、当時はカレンダーの意匠が基となったものです。
私もこの作品は、本物ではないけれど、以前に見たことがありました。
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ミュシャの作品はまだまだ続きます。。