海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

フランス料理 オス・ア・モエル(牛肉の骨髄)の煮込みのレシピ

フランスは、昨日、今日と雪が降っていて、とても冷え込んでいます。
こんな時は、家にいて、温かい料理でも作るのが一番!!
ということで、料理本を見ていて、今まで作ったことのないオス・ア・モエル(牛の骨髄の煮込み)料理を作ってみることにしました~。

さっそく、買い物に行きます。
カルフールにパックに入ったオス・ア・モエルがあったので、2パック買いました。
なければお肉屋さんに行けば、必ず売っています。
日本では入手は難しいと思います。牛の骨髄の部分です。

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さて、食前酒にブルゴーニュの白ワイン、アリゴテを開けてみました。
アリゴテと言えば、そう!!以前にディジョンに行ったとき、アリゴテワインとクレーム・ド・カシスを合わせたキールが、本場のキール!ということを教えてもらったので、さっそくキールにして飲んでみました。

 

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 うん、ワインだけで飲むよりも、キールにした方が美味しい♪♪
食前酒なのに、2杯も飲んじゃいました(笑
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さて、料理の方はいたって簡単!
それではレシピをご紹介します。

オス・ア・モエル(牛肉の骨髄)の煮込みのレシピ♪
(材料 3、4人分)
ビーフブイヨン 2個
人参 2本、玉ねぎ 2個、ジャガイモ 2個
ブーケガルニ 1本
クローブ 1片
ローリエ 1枚
オス・ア・モエル(牛の骨髄) 1kg
バゲットまたは、パン・ド・カンパーニュ
パセリ

(作り方)
①大鍋に2リットルのお湯を沸かし、ブイヨンを入れます。人参、玉ねぎ、カブ、ジャガイモなどを入れて、ブーケガルニローリエクローブを加え煮る。
②お湯が沸いてきたら、野菜のアクを取り、野菜が柔らかくなるまで煮る。
③オス・ア・モエルは水で軽くすすいでから、②に加え、20分ほど煮る。

これで出来上がり!
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あとは、お皿にオス・ア・モエルと野菜を盛り付け、パセリを振ります。
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骨髄の中身の部分をスプーンやフォークでえぐりだし、パンにつけて、塩を軽く振って食べます。これ、脂がのっていて絶品!です。
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そうそう、残ったスープはとても美味しいダシが出ているので、キャベツや残り野菜をたくさん入れて、野菜スープにしていただきます!!
寒い日は、こんな料理もいいですね。

凱旋門近くのモダンカフェで日曜ブランチ

最近、寒い日が続きます。雨も多いパリはなんだか鬱々としていますが、そんな時こそ、暖かくして出かけよう!ということで、今日は、凱旋門からそれほど遠くないところにあるモダンカフェでブランチをしてきました。

こちらが、そのカフェ。メトロだと1番線のArgentineから徒歩4分、凱旋門からだと徒歩10分くらいでしょうか。
レストランの名前は、『So Chick』。鶏のマークが目印です!

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ブランチのメニューが貼ってありますね。
パリのブランチは、オレンジジュースやパンがついて、その後にメインが一品、そして軽いデザートが付くというのが定番です。
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寒いのでさっそく中に入ります。中はそれほど広くありません。
たぶん全部で10席くらいですね。中は満席だったので、予約をしておいて良かったです。
外で見たメニューですが、活字になっている方が読みやすい。筆記体は苦手です(笑

 

まず、ブランチにはどれでも、オレンジジュースと温かい飲み物(エスプレッソ、紅茶、ココアのうちのどれか)、そしてバゲットにバター、ジャム、ヌテラがついています。

次に、メインの一品を選びます。
ここは、どうやら地鶏の専門店らしく、鶏がメインのメニューが多いので、私はチキン&チップス(フィッシュの代わりにチキンなんですね)にしてみました。
夫は、スクランブルエッグとサーモンをチョイス。

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バゲットはこんなにたくさん出てきます。これじゃあ、一人一本食べる感じですね。。。こんなに食べたら、メインが食べられなくなる(笑
ジャムは手作りではなく、市販のジャムでした。
メインが出てくるまでの間、少しづつバゲットをいただきます。
オレンジジュースは搾りたて100%で、とてもフレッシュ。
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店内は暖かい北欧風テイストと言った感じです。鶏のデコレーションが飾られています。
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お店のロゴ。Toqueには、シェフの帽子という意味と、キチガイという二つの意味があって、ここではチキン専門店のシェフと、チキンクレイジーという二つをかけているそうです。
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さて、なんだかんだいって、バゲットほとんど食べちゃった後に、来ました~、メイン。こちらが夫のスクランブルエッグとサーモン。美味しそうですね。
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そして、私のチキン&チップス!
かなりボリュームたっぷりです。
お味の方は?鶏肉が柔らかくて美味しかったです。

しかし、かなりのボリューム。結局、食べきれなくて、チキンだけテイクアウトにしてもらいました。
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さらに、デザートもある。。。
いえ、デザートは別腹です(笑
私は、自家製チーズケーキにしました。軽いレアチーズケーキ風で、美味しかったですよ。
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夫の方は、フロマージュ・ブロンとフルーツのコンポート。
甘味が足りなかったらしく、コーヒーの砂糖を2本も入れていました。
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これで27.5€。たしかにブランチというだけで、ちょっと高いけど、これだけ家で用意するのは大変ですし、たまにはゆったり外でブランチを楽しむのもいいですね。

www.tripadvisor.jp

 

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スペイン風オムレツトルティーヤのレシピ

以前にスペインの友達に教えてもらったスペイン風オムレツを家で作ってみることにしました。スペインでは、一般的な家庭料理で、日本の卵焼きのような位置づけだそうです。料理が得意でない人でも、トルティーヤだけは作れるとか(笑

 

材料も普段あるじゃがいも、玉ねぎ、卵といった常備食品でできちゃうので、わざわざ買い物に行く必要なし!
この日も買い物前で冷蔵庫ほぼ空っぽでしたが、それでもランチの一品になりました~。

 

スペイン風オムレツトルティーヤのレシピ♪
(材料2、3人分)
卵 4個
ジャガイモ 2個
玉ねぎ 1個
オリーブオイル 大さじ3
にんにく 1片
塩 小さじ1/2
コショウ 適量
ナツメグ 少々

(作り方)
①玉ねぎ、にんじんは薄いいちょう切りにして、オリーブオイルを熱したフライパンで中火でじっくり炒める。少し炒まったら、刻みにんにくを加えて、蓋をして火を少し弱め、15分~20分ほど蒸し焼きにする。

②ジャガイモがやわらかくなったら、塩(上の分量以外)、コショウを振って味をつけておく。
③ボウルに卵4個を割りいれてときほぐし、分量の塩、コショウ、ナツメグを加えてよく混ぜる。
④少し小さめのスキレット(オムレツは厚みが欲しいので、小さめのフライパンがいいです)に、オリーブ油を少量熱し、③の卵液を流しいれる。さらに②のジャガイモ、玉ねぎを上にのせて、へらで表面が均一になるように整える。火加減は中火。
⑤蓋をして弱火で5分ほど待ち、表面の卵液がだいぶ固まってきたら、フライパンの淵をゴムベラで整えて、お皿を使って表裏をひっくり返す。
⑥最後に中火で2,3分ほど焼いて出来上がり。

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トマトのブルスケッタ用のサラダも作ってみました。

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断面はこんな感じです。
ジャガイモと玉ねぎの甘味がしっかりきいて、美味しいです!
ぜひ作ってみてくださいねー。

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フランス人マダムに教わるガレット・デ・ロワのレシピ

最近、知り合いになったフランス人マダムが、お家でガレット・デ・ロワを作って、ポットラックパーティー(持ち寄りパーティー)をやりましょう!と誘ってくれました。

ガレット・デ・ロワ、何度も食べたことはあるけれど、いつもパン屋さんやスーパーで買うので、作るのは初めてです。でもスーパーに売っている冷凍のパイシートを使えば、わりと簡単にできるとのこと。

 

こちらは、ガレット2つ分の材料なので、ちょと多めですが、普通は1つで十分かと(笑
一つのガレットを作るのに、Pate feuilleteeというパイシートを2枚使います。

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まずは、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)から作ります。

A.クレーム・パティシエールの材料
牛乳 250ml
バター 50g
バニラビーンズ 1/2束 (1時間ほど牛乳に浸しておく)
卵 3個
小麦粉 25g
バター 25g

①牛乳に浸しておいて少し柔らかくなったバニラビーンズを二つにわって、中の黒い粒々を取り出す。
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こんな感じです。
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②黒い粒々を入れた牛乳を火にかけて温める。
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③別のボウルに卵の黄身、砂糖をハンドミキサーで擦り混ぜて、白っぽくする。
④小麦粉を加えて、さらにミキサーでよく混ぜる。
⑤④に少しずつ牛乳を加え、ダマにならないようによく混ぜたら、鍋に液を戻しいれて火にかけて、よく混ぜ続ける。
⑥沸騰したら、急に固まってくるの、一気に力強く混ぜ合わせて、30秒ほど火を通したら、火からおろす。この時に、一気に混ぜないとダマになる。
⑦バターを加えて、冷ましておく。
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次は、アーモンド・クリームを作ります。
B.クレーム・ダマンドの材料

バター65g 室温に戻しておく
砂糖 65g
アーモンドパウダー 65g
卵 1個
バニラの粒々 少量
ラム酒 小さじ1

①バター、アーモンドパウダー、砂糖をハンドミキサーでクリーム状になるまでよく混ぜる。
②卵液を少しずつ加え、ラム酒、バニラを加えたら、冷蔵庫で1時間ほど冷ます。

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さらに半分の分量のAとBを混ぜ合わせて、ガレットの中に入れるクリームを作ります。
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天板にパイシートを伸ばし、卵液を刷毛で塗る。
その上に、上のガレットに入れるクリームをのばし、端の部分は4,5センチほどあけておく。
この段階で、フェーブという小さな陶器の人形を入れて、クリームで隠しておく。
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上からもう一枚のパイシートをのせて、ふちを閉じて周りをフォークで飾り付ける。
さらに好きな模様をナイフなどでつけたら、卵液をまた刷毛で塗る。
180度のオーブンで30~40分焼いたら、出来上がり♪
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さて、ガレットは食後のデザートなので、みんなが持ち寄ったものをテーブルに並べます。テーブルコーディネートも素敵ですね。
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手前左はサーモンとグレープフルーツとフヌイユのサラダ、右はポテトとリンゴとくるみのサラダ、そして上は私が作った卵とハムのサンドイッチ(笑
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その他、手作りのフォアグラのテリーヌや、タプナードなどのフィンガーフードなどなど、たくさんお料理が並びます。まずはこちらで乾杯をしながら、ワイワイ楽しくランチタイム~♪
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そして、できました!
ガレット・デ・ロワです!!

とても綺麗に仕上がってますね~。
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フェーブはあるかなー?
残念、私にはありませんでした。。。
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さらにこちらは、南仏でよく食べられるブリオッシュ・デ・ロワと言われるもので、その名の通り、パイ生地の代わりにブリオッシュを使っています。中には、何もはいっていないか、ドライフルーツのジャムなどが入っている場合もあるようです。
そして、上にはドライフルーツと砂糖の飾りがついています。

こちらもとても美味しかったですよー。
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さらに別のマダムが作ってきたオレンジとシナモンとミントのサラダとワインを一緒に頂きます。。いや、もうほんと、お腹いっぱーいです。
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語学学校で行くオルセー美術館 その2

オルセー美術館の5階は印象派の作品が集められています。

エドアール・マネ作の『草上の昼食』
こちらも教科書にも載っているくらい有名な絵ですが、この作品は当時の1864年の落選展において、下品な作品として物笑いの種にされたそうです。
というのも、裸婦は女神を表すことが常識だった当時、ここに描かれている女性は娼婦を描いたものとされ、この女性の裸体が見る者にあらゆる解釈と幻覚を抱かせたためです。

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こちらはクロード・モネ作の『ひなげし』
緑の広がりと暑い雲に覆われた空、そして叢の中に赤い斑点でひなげしの花が表せています。絵の中に見える子供と女性は、手前と奥の二つの場所に描かれていて、これは奥から歩いてきた二人と、手前にいる二人を同じ絵の中で表した珍しい絵だそうです。
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オーギュスト・ルノワール作の『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』
これも印象画の作品の中では有名な絵の一つで、モンマルトルの2つの水車から、ル・ラデの間で行われたカフェ・コンサートの様子を描いたもの。明るい色彩で生き生きとした人々の様子と酒場の賑わいを表しています。
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こちらもモネの作品。『日傘の女』
この作品は、左向きと右向きの二枚があって、同じ人物を違う角度から描いたものです。さわやかな風が感じられるような清々しい作品です。モネは影にも黒を使わないことで知られていますが、この作品も影の部分に黒はありません。
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こちらはモネの描いた『草上の昼食』です。若かりし頃のモネが、ライバルのマネの同タイトルの作品を意識して描いた作品だそうです。妻のカミーユと画家の友人たちが得たかれています。当時のモネは家賃が払えないほど困窮しており、この絵を担保として差し出したため、作品は本来の形ではなく、二つに分けられてしまっているんだそうです。
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さて、これだけじっくり鑑賞すると、さすがに疲れますね。
美術館疲れを癒すには、甘いものがとっても効果的!!
ということで、5階にあるカフェにやってきました。みんな考えることは一緒で、とても混んでいます(笑
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イル・フロタントというメレンゲのお菓子と紅茶をいただくことにしました♪
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イル・フロタントは直訳すると浮島という意味で、カスタードソースの海に浮くメレンゲの島、といったところでしょうか。軽いので、サクサクっと食べられます。
今度、作ってみたいなー。
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語学学校で行くオルセー美術館 その1

語学学校で行く〇〇シリーズ、今回はオルセー美術館にやってきました。
いつも、いろいろと興味深い場所を選んでくれるので、楽しめます!
オルセー美術館は何回か行ったことがありますが、とにかく作品が多いので、すべて見るのは無理、いつも見たいところだけを中心に見て帰ってきています。
今回はどんな発見があるかなー。

いつもは一人でなんとなく見てまわっていますが、今日はボランティアのガイドさんもついているので楽しみです。しかし、語学学校のアクティビティーなので説明はフランス語です。それでも分かるところだけでもなんとか、お伝えします。

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オルセー美術館が昔は鉄道の駅だったのは有名な話で、よく見ると駅舎として使われていた頃の面影を見ることができます。花模様の彫刻で装飾された丸天井は、ローマ帝国時代の聖堂や浴場の影響を受けていると言われています。
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鉄道駅舎のプラットホームは、美術館のメインギャラリーとなりました。
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自由の女神像
こんな入り口のところにあったんですね。
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ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル作 『泉』
彼はこの作品を生涯をかけて描いたといわれています。アングルの巨匠ラファエロを思わせる白くなめらかで輝くような肉体の光沢と、柔らかい微笑、絵全体をまとう清純な雰囲気などが見どころだそうです。
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こちらの作品は、テオドール・シャセリオー作 『テピダリウム』1853年
シャセリオーは、アルジェリアを訪問し、この作品を描きました。古代ローマ時代の浴室を思わせる背景とハーレムにいる多数の女性を描いたこの作品は、当時のサロンで騒がれました。
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面白い似顔絵のような肖像画
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ジャン・フランソワ・ミレー作 『落穂拾い』
あまりにも有名な作品で、美術の教科書にも必ず出てくるこの作品。
正直、どこがいいのか、ちっともわかりませんでしたが、工業化がすごいスピードで発達していった1800年代、ミレーたちは自然主義再発見者として、農民階級の謙遜と簡潔な暮らしに価値を見出し、彼らの労働の美しさと献身を高く評価する作品を表した、という背景があるそうです。なるほど、そういわれると、なんだかしっくりきます。
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こちらもミレーの作品 『晩鐘』
祈りのための鐘が鳴ったため、農作業を中断する農民夫婦の様子を描いたもの。
ここにもミレーの崇拝する農村世界の美徳が描かれています。
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こちらは、別の自然主義者、ローザ・ボヌールの『ニヴェル地方の労働 鍬入れ』

写真かと思うほど、写実的によく描かれています。
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メインホールにある大作、トマ・クチュール作の『退廃期のローマ人』通称『ローマの乱痴気騒ぎ』1847年
この大作は、サロンで大成功を収め、国家は作品購入に12000フランという莫大な金額でこの作品を買い取ったそうです。ラファエロフレスコ画やヴェロネーゼの『カナの婚宴』のような巨大構図を使って、酔いしれて退廃的な雰囲気に包まれるローマ人の様子を描いています。
なるほど、こちらも何回も前を通っていましたが、じっくり鑑賞するのは初めて。
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こちらはジャン・バティスト・カルポーの彫刻作品、『ダンス』
一見、優美で無垢に見えるこの作品が1869年のオペラ座の正面門に現れた時、このバッコスの一団の人物像の裸体が、衝撃を与え大喧騒を巻き起こしたそうです。
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こちらはそのオペラ・ガルニエ、パリのオペラ座の模型。
細部に至るまで、客席や舞台、仕掛けの様子などを見ることができます。
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さらにオルセー美術館何には、アール・ヌーヴォ時代の装飾芸術作品も数多く展示されています。こんなセクションがあったことも知りませんでした。
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この後は、印象派のセクションを見学します。

 

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インドのサグカレー(ほうれん草のカレー)のレシピ

先日、サンフランシスコのインドレストランで食べたほうれん草のカレー、サグカレーがすごく美味しかったので、自分で作ってみることにしました。

 

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 私は、あのインドのチーズ(パニールというそうですが)、あれが好きなんですが、どこで手に入れたらいいのか分からなかったので、今回は、チキンにしてみました。
あとで、他のレシピも探したら、コッテージチーズやモッツァレラチーズを入れるレシピや、木綿豆腐を入れてもできるみたいで、今度はそれを使ってベジタリアンサグカレーを作ってみたいですね。

 

それではレシピです。

インドのサグカレー(ほうれん草のカレー)のレシピ♪
(材料4人分)
ほうれん草の冷凍ペースト 約400g
※ほうれん草1~2束をゆでてピューレにしたもの。
玉ねぎ 2個
完熟トマト 3個
鶏むね肉 2塊
クミンシード ひとつまみ
サラダ油 大さじ3
ニンニク 2かけ
コリアンダーパウダー 大さじ2
カイエンヌペッパー 小さじ1/2
ターメリック 小さじ2
ガラムマサラ 小さじ2
ピーナッツ 100g
チキンブイヨン 2個
水300cc


(作り方)
①玉ねぎはスライス、ニンニクはみじん切り、トマトはダイス状にしておく。
②深めのフライパンにサラダ油を強火で熱し、クミンシードを入れて、パチパチと音がしてきたら玉ねぎを加えてあめ色になるまでよく炒める。
③玉ねぎがあめ色になってきたらニンニクを入れてさらに香りがたつまで炒め、ダイス状のトマトを入れて、水気がなくなるまで炒める。
④一口大に切った鶏肉を加え、スパイスとざっくりとみじん切りにしたピーナッツを加えてよく炒め、スパイスの香りがしてきたら、水とブイヨンを加えて鶏肉が柔らかくなるまで煮込む。
⑤ほうれん草のペーストを加えて、塩、コショウで味を整えて、最後にバターを少し加えてできあがり。

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お好みで、ターメリックとクミンシードを入れて炊いたターメリックライスや、ナンなどと一緒に盛りつけると、それらしくなります♪
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味の方は?
レストランに負けないくらい美味しー!!
今回、ほうれん草のペーストは、フランスのほうれん草と生クリームのピュレーを使ったので、少し水っぽくなってしまいましたが、次回は水分の量を調整したいと思います。それと、チキンの代わりにモッツアレラチーズか木綿豆腐でも試してみたいと思います。ではでは~。

 

過去のインドカレーのレシピはこちら。

 

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